充電式のポータブルギターアンプ!HOTONE Pulze Mini 使用感をレビュー

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最近はポータブル系のアンプやミニマルな練習環境が花盛り。中でもHOTONEは、コスパと音質のバランスに定評があるブランドです。そんなHOTONEから登場した「Pulze Mini」は、5Wの内蔵スピーカー/充電式バッテリー/本格モデリング&エフェクト/Bluetooth再生/USBオーディオIFまで詰め込んだ“全部入り”。見た目はポケットサイズですが、やれることは立派に“現代のリグ”です。

  • 新品価格:20,000円前後
  • 用途:自宅練習/出先のジャム/ヘッドホン深夜練/簡単レコーディング/BGMスピーカー

HOTONE Pulze Mini:概要と主な仕様

出典:allaccess.co.jp

  • 出力:5W/2インチ・フルレンジ×1
  • モデリングアンプ52、キャビ48(Celestion IR)、エフェクト191
  • IRCelestion® IR×5/ユーザーIR×最大20
  • 同時エフェクト:最大7ブロックチェーン順自由
  • プリセット:最大200
  • 機能:ドラムマシン100パターン、チューナー、Bluetooth 5.0(オーディオ&BLE/MIDI)、USBオーディオIF(24bit/48kHz、2in/2out、ループバック/リアンプ対応)
  • 入出力:標準ギターIN、3.5mmヘッドホンOUT、USB-C
  • バッテリー:3.8V/3900mAh(中音量5.5hヘッドホン最大11.5h目安)
  • サイズ/重量:125×57×79mm/約368g
  • アプリ:Pulze Editor(iOS/Android)——音作り/クラウドプリセット共有

機能面では、ドラムマシン100パターン、チューナー、Bluetooth 5.0、USBオーディオインターフェイス(24bit/48kHz)を搭載。バッテリー駆動で最大11.5時間使用可能と、どこでもプレイできるのが大きな魅力です。

コンパクトながら、Bluetoothスピーカーとしても楽しめ、IR搭載でサウンドも本格的。さらにドラムマシンで遊べる上に、バッテリー内蔵で持ち運びが抜群に便利という、日常的に使いたくなる仕様になっています。

HOTONE Pulze Mini:抜けの良さと空間系の完成度

まず驚くのはクリーン~クランチの質感。小口径スピーカーでありながら、アタックの立ち上がりが速く、指板上のニュアンスが素直に出ます。特に空間系が秀逸。シマー・リバーブやステレオ系ディレイ(ヘッドホン・ライン出力で顕著)は、価格帯を超える広がりを体験できます。

歪みはブルース~ロックが得意。TS系を軽く噛ませたクランチは“ジョン・メイヤー/SRV系”の色気まで出せます。ハイゲインも用意されていますが、物理スピーカーの口径ゆえ低域の“押し出し”は本格スタックに及ばず——ただしライン/ヘッドホンでは充分に迫力が出ます。

HOTONE Pulze Mini:操作性

出典:allaccess.co.jp

本体だけで使う?アプリで詰める?

小さな画面+2ボタン操作ですが、左右ボタンの“同時押し”でカテゴリジャンプ(Clean/Drive/High Gain/Acoustic/ベース…)できるのがコツ。これで目的の領域に素早く到達→個別プリセットを順送り、が最短ルート。本体完結派はこの操作だけ覚えておけば快適度が上がります。

とはいえプリセットは最大200音量差も初期状態だと散見されるので、アプリでレベルを統一→お気に入りだけ並べ替え保存しておくのが吉。Pulzeのクラウドコミュニティから人気の音色をダウンロードして、好みの土台にするのも効率的です。

HOTONE Pulze Mini:練習効率を爆上げする付加価値

出典:allaccess.co.jp

  • Bluetoothオーディオ:スマホのバッキングやYouTubeを鳴らしながら演奏。机上の“完結系”が作れます。
  • ドラムマシン100種+タップテンポ:基礎練~即興までカバー。クリックに飽きる人ほど恩恵大。
  • USBオーディオIFDAW直結でライン録音/配信(ループバック)/リアンプまでOK。オーバーダブの試作やSNS投稿の下ごしらえに最短。
  • チューナー:ボリュームノブ長押しで起動。LEDが色同期するので視認性抜群。※起動中は本体&BT再生がミュート(再生を止めず調整したい場合は注意)。
  • ワイヤレスMIDIフットスイッチ連携(別売):Pulze Controlでプリセット切替やブロックON/OFF、エクスプレッションもワイヤレス化。卓上でも“足で操作”が可能に。
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HOTONE Pulze Mini:音量と実用レンジ

Pulze Miniを実際に鳴らしてみてまず驚かされるのは、そのサイズからは想像もつかないほどの音量感です。内蔵の2インチ・フルレンジスピーカーながら、ボリュームを50%に設定した時点で、家庭内では「十分すぎる」と感じるくらいの迫力を放ちます。小さな筐体とは思えない音圧で、普段の練習であれば30〜50%程度のボリュームで事足りるでしょう。

さらにボリュームを上げていくと、そのポテンシャルは一気に解放されます。MAXまで持ち上げると、近隣への配慮が必要になるレベルの爆音になり、集合住宅や夜間の使用はまず難しいと感じるはずです。ここまで音が出せるのは、単なるミニスピーカーではなく「アンプ」としてしっかり設計されている証拠でもあります。

とはいえ、小音量時のクオリティも損なわれていません。低〜中音量でも音のニュアンスや立体感はしっかり保たれており、家庭内での練習や録音用途には十分以上のパフォーマンスを発揮します。特にクリーントーンや空間系のエフェクトを組み合わせたサウンドは、控えめな音量でもきらびやかに響いてくれるのが印象的です。

深夜帯やどうしても音を出せない状況では、ヘッドホン端子を利用するのがおすすめです。ヘッドホンを挿すと、内蔵スピーカーよりもさらにクリアで広がりのある音像が得られ、まるでスタジオで弾いているような臨場感を体感できます。時間帯を気にせず練習や音作りに没頭できるので、自宅用のサイレントアンプとしても優秀です。

HOTONE Pulze Mini:良かった点

出典:allaccess.co.jp

Pulze Miniの一番の魅力は「自由度」と「どこでもすぐに弾ける即応性」です。
アンプ/キャビ/IR/エフェクトを7ブロックの中で自由に組み合わせられるので、クリーンから激しい歪み、さらに空間系まで自在に作り込むことができます。プリセットは200種類保存可能で、例えば「自宅練習用」「バンド練習用」「録音用」などシーンごとに整理しておけるのは便利そのもの。Bluetoothを使えばスマホから伴奏を流しながら、カテゴリ絞りでサッと目的の音色にアクセスできるため、練習のリズムを崩しません。

さらにUSBオーディオインターフェースとしても使える点は大きな強み。録音・配信・リアンプがこの小さな筐体ひとつで完結します。HOTONEのフラッグシップ技術「CDCM HD & F.I.R.E.」によって、クリーンの煌めきやクランチの心地よい張り、広がり豊かな空間系の残響まで“気持ちいい”ポイントにすぐ手が届く印象です。

また、アプリとクラウドプリセットに対応しており、他のユーザーが作った音色を即座にダウンロードできるのもユニーク。ゼロから音作りに時間をかけなくても「好きな音から始める」体験ができ、練習や創作のモチベーションを高めてくれます。

そして何より、充電式であることが実用面で大きなアドバンテージ。中音量で約5.5時間、ヘッドホン使用なら約11.5時間の連続使用が可能なので、リビングやベッドサイドはもちろん、ベランダや出張先のホテルなどでも「いつでも自分の音」で練習や録音ができます。練習のハードルを極限まで下げた、これこそPulze Miniの真の美点だと感じました。

HOTONE Pulze Mini:気になった点

一方で、弱点もいくつか存在します。まずは本体UIの限界。
プリセットが200と膨大にあるため、目的の音を本体操作だけで探すのは手間がかかります。カテゴリ分けや同時押しでの絞り込みは便利ですが、それでも最終的にはアプリでレベルを整理し、お気に入りだけを厳選保存しておいたほうが快適に使えます。また、クリーンと歪みで音量差が大きいこともあり、切り替えたときに「小さすぎる/大きすぎる」と感じる場面が出てくるでしょう。これもアプリでプリセットごとに調整しておくのがベストです。

次に、物理スピーカーの宿命です。サイズを考えれば健闘しているものの、やはり高音量では筐体が共振してビリつくことがあり、低域の押し出し感は大型アンプに敵いません。ただしこれはヘッドホンやラインアウトを使えば解消できますし、宅録や静かな練習には十分すぎるクオリティです。

最後に細かい点ですが、内蔵チューナーを起動するとBluetooth再生もミュートされる仕様があり、バックトラックを流しっぱなしでチューニングしたい人にとってはやや不便。使い方を工夫する必要があります。

HOTONE Pulze Mini:こんな人におすすめ!

出典:allaccess.co.jp

  • はじめての“ちゃんとしたアンプが欲しい人:生音練習から卒業して、音作りの基礎まで一気に学べます。
  • 自宅~出先まで“1台完結”で練習したい人:充電式+BT再生+ヘッドホンで、いつでもどこでも。
  • 配信や簡単レコーディングもやりたい人:USBオーディオIF内蔵はやはり強い。
  • ガチ勢の“サブ&旅アンプ”:ホテルや楽屋での音作り/フレーズ検証/デモ録りに最適。

HOTONE Pulze Mini:使いこなし術

  1. まずはクラウドから“刺さる音”を数個DL → 音量レベルを揃えて保存。
  2. カテゴリ別に“用途セット”を作る(Clean練習用/Blues用/High-Gain用…)。
  3. ドラムマシン×タップテンポで“基礎練を曲っぽく”。
  4. ヘッドホン用アダプタ(6.35→3.5mm)を常備
  5. (必要なら)Pulze Control等のワイヤレスMIDIで“足操作”を追加。

HOTONE Pulze Mini:Q&A

Q1. スピーカーだけで、どれくらいの音量が出ますか?
A. 家庭内では50%で十分大きめ。MAXだと近隣配慮が必要なレベルです。日常は30~50%、深夜はヘッドホン推奨。

Q2. シマーやステレオ・ディレイは使えますか?
A. はい。空間系アルゴリズムの完成度が高く、ヘッドホン/ラインで特に真価を発揮します。

Q3. アプリ必須ですか?本体だけで使えますか?
A. 本体だけでも即戦力。ただしプリセット整頓や音量統一はアプリが圧倒的に効率的です。

Q4. レコーディングはどのくらい簡単?
A. USB-CでPC/スマホに挿すだけ。24bit/48kHz、2in/2out、ループバック/リアンプ対応で、配信や簡易制作に十分。

Q5. ベース/アコギにも使えますか?
A. ベース&アコ用プリセット/IRが用意されており、カテゴリで即アクセス可能です。

Q6. 連続使用時間は?
A. 目安は中音量で約5.5時間/ヘッドホンで最大約11.5時間。モバイル運用に十分。

HOTONE Pulze Mini:総評

練習の“めんどくささ”を消す最短解

Pulze Miniは、練習のハードルを極端に下げるギアです。机に置きっぱなしで、電源ON→即プレイ→気持ちいい音。必要ならアプリで深掘り、USBでそのまま録音。**“小さい=妥協”ではなく、“小さい=常にそばにある強さ”**を実感させてくれる一台でした。

20,000円でこの完結度。ミニアンプの基準を更新する良機だと思います。

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